津山市と里庄町に対し8か月間の伴走支援を実施し、両市町において総合事業の実行体制構築を支援した。津山市ではスポーツジムと連携した「通所型サービスC」モデル事業を立ち上げ、当初漠然としていた方針を対話と整理フレームを用いて具体化。限られた地域での実施に戦略を絞り、対象者像も明確化した。これにより関係者間で共通ビジョンとロードマップを策定し、持続可能な取り組み基盤を整えた。里庄町では、高齢者が集まる目的・ニーズを丁寧に理解するため、関係性構築を大切にしながら聞き取りを行った。職員たちは対話を重ねる中で課題を整理し、小さな成功体験を積み重ねた。両市町村とも、目指す地域像を明確にし、実行可能なロードマップを策定できたことで、中長期的に地域づくりを自走できる体制の土台を築くことに成功した。