11月19日(火)、あおもり介護生産性向上相談センター主催の「あおもり介護生産性向上推進セミナー」が開催されました。
このセミナーは、青森県が推進する 「あおもり介護生産性向上相談センター事業」 および 「福祉・介護人材確保対策事業」 の一環として実施され、当初定員70名に対し、140名もの方々にご参加いただき、大盛況となりました!
代表の鎌田は、基調講演に加え、先進的な取り組みを行う事業所の経営層のお二人と対談を行い、モデレーターを務めました。この対談は、ランチ打ち合わせの段階から熱い議論が繰り広げられ、その勢いのまま1時間にわたり深い議論が展開されました。
【対談に登壇いただいたお二人】
- 砧ホーム 前施設長 鈴木健太さん
(「介護職員の働きやすい職場環境づくり」内閣総理大臣表彰を受賞) - わかばケアセンター COO 鈴木勝博さん
(8年前から組織改革とテクノロジー活用を推進し、数々の成果を実現)
対談の印象的なエピソード
お二人からは、介護現場で生産性を向上させる取り組みの重要性やその過程での工夫について、非常に具体的で実践的な知見を共有していただきました。
鈴木健太さん(砧ホーム)
「生産性向上の鍵はテクノロジー導入の前に、泥臭い業務の見直しを徹底すること」
- 業務改善に基づいた取り組みで、離職率が劇的に改善し、今ではほぼゼロを実現。
- 自主的に動ける職場環境を築いた成功例が語られました。
鈴木勝博さん(わかばケアセンター)
「生産性向上は“やるべきこと”。経営者が覚悟を持つことが重要」
- 400名の職員全員にiPadやiPhoneを支給する大胆な投資。少人数での実証を経て全体導入を成功させた。
- コロナ禍を乗り越えるドライバーとなった挑戦と成果が共有されました。
成果の裏にある挑戦と学び
「先進的な施設」と聞くと成果ばかりが注目されがちですが、実際には多くの試行錯誤や地道な努力が存在します。お二人のお話からは、成果だけでなく、その裏にある苦労や経営者としての覚悟、周囲を巻き込む力、そして諦めない姿勢の大切さを改めて感じました。
魅力あふれるセミナーを通じて
このセミナーで得られた学びやヒントは、どの介護事業所にも活かせるものです。鎌田の基調講演を通じ、参加者の皆さまに新たな視点や実践に活かせる具体的な知識をお届けできたことを大変うれしく思います。
これからも、介護現場の未来をより良いものにするための取り組みを全力で進めてまいります。ぜひ引き続きご注目ください!